正修寺別院「縁の里」動物霊園のブログ

大阪府茨木市の正修寺別院「縁の里」動物霊園では、家族の一員として共に暮らしたペットたちが安らかに眠れるように日々供養をいたしております。「縁の里」でのイベント情報や日々の様子をご紹介しています。

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迹門(しゃくもん)法華経の梗概(こうがい:概要) 第 24回

われ釈迦牟尼仏は成道してより今日にいたるまで、到るまで、到るところに種々な経典を説いて来たが、その中でこの法華経が第一に尊い経典である。人々!かかる尊い法華経であるから、わが滅後にこれを受持し、読誦せんと志すものは、今わが前において自らそれを誓願せよ。

この法華経を持つのは容易ではない。もし、暫くも受持するものがあるなら、釈迦牟尼仏が歓ぶと共に、すべての仏がよろこばれる。かかる人こそ、仏に褒め称えられる人で、これぞ勇敢の人、精進の人で、これを道徳を持ち、煩脳の垢を除く清浄苦行の人というのだ、かかる人にして速に無上菩提を得ることができるのだ。未来世にこの法華経を読み、持つ人こそ、真の仏子であり、浄土に住することとなるのだ。わが滅後に法華経の妙義を信解するなら、これこそ世上の人の眼である。恐ろしい悪世に在って、ほんのつかの間でも法華経を説く人があるなら、天も、人も、皆その人をよく供養しなければならぬぞ。」

釈尊は大衆に向い、「われ釈迦牟尼仏は量り知れぬ遠い過去の世に、ひたすら法華経を求めて永いこと聊(いささか)も倦(う)むこととてはなかった。その永い間には、国王とも生まれて無上菩提を求め、あらゆる財宝はもとより、身命をも棄て、王位をば太子に譲って法を求め、「誰かわがために大乗の教を説いてくれるものはあるまいか、終生身を以て奉仕するであろう。」と四方に布告した。

すると、一人の仙人があらわれ、「わしは法華経という大乗の教を知っている、わしの命ずるところに違背しないなら教えよう。」というので、驚喜して誓いを立て、仙人に仕えて命ずるままに給仕し、果(このみ)も採れば水も汲み、薪も拾い、食を整えるなど、身を以て床座とまでして奉公したが、身も、心も、いささかたりと倦み疲れることなく、千歳という長い間、求道のために精勤して、仙人に欠くところなからしめた。

人々!その王とは、いうまでもなくわれ釈迦牟尼仏であり、仙人とは誰あろう提婆達多(だいばだった)なのだ。提婆達多の『善知識』の力によって、修行もでき、成仏することを得、広く人々の教化もできるのだ。思えば、これは提婆達多(だいばだった)がいたればこそである。人々! それ故に、提婆達多は今は仏敵となっているが、こうした因縁によって、やがて『天王如来』として成仏するであろう。」
と提婆達多へ成仏の記別(:おすみつき)を授与された。

この時、多宝如来の侍者である智積菩薩(ちしゃくぼさつ)が多宝如来に、「私はもう本土に還(かえ)ろうかと思いますが・・・」というので、釈尊は、「智積!しばらく待て、文殊師利に会って、何かと法門の大事を話してから還ってはどうか。」と告げられると、先ごろより竜宮に使いしていた文殊師利菩薩が務めを果たして霊鷲山(りょうじゅせん)に帰り、釈迦牟尼仏・多宝如来に挨拶し、次いで智積菩薩に対して互いに慰問しあった。
智積菩薩は、「文殊師利菩薩!竜宮にご布教だったと承りましたが、多くの衆を教化できましたか。」

「はい、どれほどとは数えられませんが、多くのものを教化しました。やがて皆がここにまいるでありましょう。」

この文殊師利菩薩の答えに応ずるが如く、彼の教化に浴したものたちが、陸続として霊鷲山に詣でてきた。

文殊師利菩薩が、「私は竜宮の布教では、常に法華経の大事を説いてきました。」と語ると智積菩薩は、

「法華経の教は深遠で、かつ微妙です。一切の経典の中の至宝、世にまことに希(まれ)な尊い教です。お身の説法に従って法華経を修行し、成仏したものがありましたか?」

「ありました。竜宮の女(むすめ)で、歳は僅かに八歳ですが、至ってさかしい性質、僅かの間の教化に求道の心を熾(もや)してすこしも退転せず、慈悲の心は深く、慰(なぐさ)みの情に満ち、身をば謙譲に持して、志はこの上もなくしとやかでしたが、彼女はたしかに正覚(:さとり)を開きました。」

「僅(わず)か八歳の女が・・・? 文殊師利菩薩! 私の聞くところでは、釈迦牟尼仏さえ、長い間、難行し、苦行し、功を積み、徳をば累(かさ)ねて束の間もやすまず、三千大千世界を見渡すなら、芥子ばかりのところとても、釈迦牟尼仏が修行のために身命を捨てさせ給わぬ所とてはありません。これ偏(ひとえ)に、衆生を救わんとの尊い大慈悲の結果です。かかる後に、はじめて無上菩提を成就されたのです。それなのに、八歳の竜女が忽(たちまち)ちにして正覚を得たなどとは、お言葉ではありますが、とても私は信じかねます。」
と不審する智積菩薩のこの言(ことば)の終わるのを待たないで、竜女はとつとして釈尊のみ前に身を現し、
「世尊!は罪と幸のよって来る所以(ゆえん)を明らかにされ、おん徳は尽(ことごと)く十方を照らし、たとえがたない浄き法のおん身は、三十二相、八十種好と呼ばれる妙(たえ)なる相好(そうごう)によそおわれ、天も、人も、ことごとく仰ぎ、竜神も悉く敬い、一切の衆生が一人として尊み崇(あが)めぬものはありません。み教を聴いて正覚(さとり)を成就することは、唯々(ただただ)、仏のみ知ろしめるところ、私は大乗法華経の教を承り、迷いの衆生と共に、苦より脱れんとするものであります。」と彼女は仏徳を歎美(たんび)するのであった。
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