正修寺別院「縁の里」動物霊園のブログ

大阪府茨木市の正修寺別院「縁の里」動物霊園では、家族の一員として共に暮らしたペットたちが安らかに眠れるように日々供養をいたしております。「縁の里」でのイベント情報や日々の様子をご紹介しています。

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迹門(しゃくもん)法華経の梗概(こうがい:概要) 第 11回

窮子(ぐうじ)はこの堂々たる威風に怖じ恐れて、かかるところに来たことを今更ながら悔い、これは国王か、それともそれに等しい人であろう。ここは己の如き賤しい者の来るところでない。物は田里に行って求めるべきだ。もし、ここにまごまごしていたら、捕らえられて強いて労務を課せられるだろう、と思ってあたふたと逃げ去りました。
長者は獅子の座にいてこれを見、直ちにそれが遠い昔に見失ったわが子だと知り、大いに喜んで、これで財宝を譲ることができる。久しい間にわたって探していたわが子だ、と側近の者に、直ちに彼等のを連れ帰るように命じました。

長者の使者は命を畏み、取るものも取りあえず、走り出て窮子(ぐうじ)を捕らえると、彼はびっくりして大声に「私は何も悪いことはしていません。何故に捕らえるのですか」と叫びましたが、使者は理由をばいわず、ただ連れ帰らんとするので、窮子は、罪もないのに捕らえらえるなら、必ず殺されるだろう、と一段と恐怖にかられて遂にそこに悶絶しました。
遥かにこの有様を見ていた長者は使者に「しばらく打っ遣っておけ。強いてつれて帰るには及ばん。水をそそいで蘇らせて、もうかれこれ言わぬがよい。」と命じました。長者は窮子の心が卑屈になっていて、わが豪勢な姿に怖じているのだと知って、考えるところがあり、窮子はわが子であることを誰にも告げず、彼等のが蘇生するのを見て、使者に放免するから、医のままにどこへなりと行くようにと告げさせました。窮子はやっと安心し、起き上がってまた貧里に、食を求めて去りました。

しかし長者はなんとかして窮子を呼び返したいものと、方便を設け、みすぼらしう装わせた二人の召使に、彼の後を追わせ、仕事があるのだ、十分な手当てをくれるからどうだ。そして、もし彼がどんな仕事かと問うなら、汚物を除くのだ、自分たちも一緒に働くのだから来ないか、と誘うように命じました。二人は窮子を探し出し、長者の命じるままに告げますと、彼もどうにか納得して、過分の賃金を貰い、汚物の掃除に従事することになりました。
長者が窓から窮子を見ますと、彼は痩せ衰え、糞土にまみれ、汚物にけがれて働いているのです。そこで長者は美しい衣服を脱いで、装身具など悉く捨て去り、わざと垢ついた衣をまとい、塵に身を汚し、手には糞を除く器具をさえ持って、彼のところに近づき、「横着しないでくれ、お前はここを去らないでいつまでも働くのだ。手当ては十二分に取らせるから・・・。、米や塩など入用なら、遠慮しないでいってくれ、一人年寄りがいるから話相手にして安心して生活するがいい。わしはお前の実の父ように思っているのだから、何も心配はいらない。わしは老年でお前はまだ若い、何事にも横着したり、憤りなどしてはならぬぞ。わしはお前を他人のようには思っていないのだ。これからはお前を生みの子と思うであろう。」と。こうして、長者はそれから彼をわが児と呼ぶのでありました。

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世界では、1日に4万人以上が、そして、1カ月では120万の人々が死んでいきます。 1年間では1500万の人々が貧しさを原因として死んでいくのです。 さらに深刻なのは、その90パーセント以上が子供だということです。
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