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正修寺別院「縁の里」動物霊園のブログ

大阪府茨木市の正修寺別院「縁の里」動物霊園では、家族の一員として共に暮らしたペットたちが安らかに眠れるように日々供養をいたしております。「縁の里」でのイベント情報や日々の様子をご紹介しています。

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迹門(しゃくもん)法華経の梗概(こうがい:概要) 第10回

ある長者の一人息子が、ふとしたことから父の手を離れて諸国を流浪し、はや五十年もの年月が流れ、この長い間を、乏しい暮らしに衣食を求めて諸国を流浪していました。長者の悲しみは年と共に深まり、四方に子を求めましたが、遂に探し出せず、やむなく一城に住まいいたしていました。その家は素晴らしう富み、ありとあらゆる財宝は蔵に充ち溢れていました。多くの僕婢(しもべ)を使い、出入りには象や馬や車乗を以てし、家運はさかえて、隣国にまでも聞こえ、訪れる客人などの数は、数え切れませんでした。
窮子(ぐうじ)は昨日は東、今日は西と、諸国を流浪していましたが、知らず識らずに本国へ向かい、足が父の城門の前に止まりました。長者は子を求めて五十年、しかもまだ一度もそのことを誰に語らず、ただ独り過去を悔い、心には、かく老境に入って財宝は積んで山の如くあるが死ぬならことごとく散逸すれであろう。もし、子があってこの財宝を譲ることができたなら、どんなに心安いことだろう。とわが子のことを思い、一日たりとも心の安まる暇もなく、子を求めて淋しい念いに切なるものがありました。
長者の城門のまえに立った窮子が、片隅から奥深く城内の様子を窺いますと、遥かの彼方に長者は獅子の座の上に座して、見事な脇息に寄り、婆羅門とか居士などといわれる多くの侍者にかしづかれ、値い千金とも思われる立派な装身具に身を飾り、左右の童僕は白払(:しろいうちわ)をもって毒虫を払い、風を送り、美しい宝帳(とばり)や旗が垂れ、馥郁(ふくいく)とした香の匂い、いろいろの華はあたりに散り、一切の贅をば尽くして威風堂々と、まことに厳かでありました。
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