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正修寺別院「縁の里」動物霊園のブログ

大阪府茨木市の正修寺別院「縁の里」動物霊園では、家族の一員として共に暮らしたペットたちが安らかに眠れるように日々供養をいたしております。「縁の里」でのイベント情報や日々の様子をご紹介しています。

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迹門(しゃくもん)法華経の梗概(こうがい:概要) 第8回

舎利弗!あるところに一人の大福長者がいた。歳漸く(ようやく)老い、家には多くの珍品、沢山な田畑、召使も数多くいた。広大な邸宅の門はただ一つであった。沢山の家人はそこに一緒に住んでいたが、かなりに古くなっていたその邸宅に、忽然(こつぜん)と火災が起こった。

長者には三十人からの子供がいたが、皆邸内に遊んでいるので、火事に驚いた長者は、己は無事に逃れても、子供らは遊戯に夢中で火事を知らぬ。わが力で連れ出すにしても門はただ一つ、狭くもあれば容易でない。家が焼け落ちては焼死を免れぬ。火事の大事を知らせようと、子供らに、「火事だぞ、早く出ろ!」と呼びかけてみても、子供らは何が火事かも知らないで、遊びにわれを忘れて、東西に嬉々として走り回っている。

長者は、邸宅はまさに焼け落ちんとしている。今すぐ出なければ、子供らは必ず焼死するだろう。なんとか方便を以て安全なところへ誘いださなければならぬ。そうだ、日ごろ彼等がそれぞれに求めている玩具を以て誘うなら、必ず外に出てくれるであろうと思案して、子供らに、「お前たちが常々求めている玩具があるぞ!早く取らねば後悔するだろう。『羊車』・『鹿車』・『牛車』を門の外に置いてある。早く出て要るのを取りなさい。」と告げると、子供らは父の言葉を聞き、われと先を争うて火宅より外に飛び出した。子供らが無事に外に出、路地に安全なのを見て、長者は漸く安堵した。

子供らは父に、「父上!羊車・鹿車・牛車を下さい。どこにありますか」その時、長者は彼等に羊車・鹿車・牛車
の代わりに、依怙(えこ)の沙汰なく、立派に飾りたてられた『大白牛車』を与えるのであった。
それというのも、長者の富は無限であって、どんな珍宝とてもくれることができる。子供らはいずれも愛しい子であって愛に変わりはない。七宝を以てちりばめた大白牛車を一様に与えたのである。長者の巨大な富を以てするなら、子供ら全てに、一国を与えることもできる。子供らは等しく大白牛車を貰い、こんな立派な車を貰うなどとは夢にも思わなかったので、その歓喜は大変なものであった。
舎利弗!上の譬え(たとえ)をどう思う?長者が子供らに彼等が所望もしなかった大白牛車を与えたのは、間違いであろうか。」

「いや、決して・・・・。世尊!長者が子供らを火から救い出したさえ、大きな慈愛であります。ほんの小さな車一つを与えても、立派な行いでありますのに、あんな立派な大白牛車を与えたのですから・・・・。」

「その通りだ。よし、よし、そちのいう通りだ。仏もこれと同様で、一切衆生の慈父である。すべての怖畏怖(おそれ)・憂悩(なやみ)・無明(まよい)を除き、智慧・神通などの力を具え、大慈悲を以て不断に一切衆生を済度して、しばしも息む(やすむ)時とてはない。この世は生・老・病・死・憂悲(うれい)・苦悩をはじめ、怒り・愚痴・貧欲などの恐ろしい猛烈な火が燃え盛えている朽ちた火宅にも等しいものだ。かかる恐ろしい火宅の中から逃れしめ、一切衆生に仏の正覚を得しめようと、絶えず教化の手を垂れているのだ。
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世界では、1日に4万人以上が、そして、1カ月では120万の人々が死んでいきます。 1年間では1500万の人々が貧しさを原因として死んでいくのです。 さらに深刻なのは、その90パーセント以上が子供だということです。
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